野球部周辺に待望論 「PL学園」は桑田真澄監督で再出発か

今夏で休部するPL学園は、15日に迎えた東大阪大柏原戦との予選初戦に6-7で惜敗。前日の練習で主力の河野が左大腿骨を骨折するアクシデントもあり、実質9人で戦うハンディを背負いながら奮戦したものの、1点差で涙をのんだ。剣道部OBの川上監督は「もし野球経験のある監督だったらどう変わったか。それは申し訳ないです」と、頭を下げた。これで1956年に創部された名門野球部は“消滅”することになるが、野球部存続に一縷の望みをかける関係者、OBも大勢いる。マスコミ関係者が言う。

「野球部の休部は、体調が良くないとされる現PL教団の3代目教祖に代わって実権を握る教祖夫人の意向だといわれている。教祖夫人はもともと野球部嫌いだともっぱらですが、その一方でPL教団の信者は全盛期に250万人といわれたのが平成26年末時点で約90万人(宗教年鑑)とされ、高校の外部受験者数も15年度は定員75人に対しわずか28人。いずれ背に腹はかえられないと、広告塔としての野球部を復活させざるを得ないという声もある。実際、運動部用の巨大な室内練習場が今年に入って完成しています」