名も知らぬあるおばあさんとの出会い

わたしは運動のために歩いて30分ほどかかるスーパーに買い物に行くのが日課になって

いる スーパーのはしごをして安いものを買って回るのが楽しみになっているがある時

一軒めのスーパーをでてから次のスーパに向かっているとき一人のおばあさんがかなり

つらそうな顔をして座り込んでいたので声をかけると「いつものことです すぐによく

なります」といったが「救急車を呼びましょか」というと「丈夫です」というのだが

顔を見ると辛そうであるので「おんぶして病院まで連れていってやるから」というとま

た「大丈夫」といばかりであったのでしばらく一緒に私もすわりこんではないをしてい

たら「だいぶ良くなってきました」といってスーパーのほうに歩き出した おばあさん

は何度も振り返りながら私に頭をさげて礼を言ってました

私が声をかけるまで多くの人が通り過ぎ何台も車が通りすぎ誰も声をかけないでいたの

もいまどきかな?と思った

それからこのおばあさんとはスーパーでよく出会うようになりましたがいつもおばあさ

んは「いつも親切にしてくれてありがとう」と言ってくれます 多分今までにもスーパ

ーで出会っていたとおもうがすれ違うだけの人であったのでしょう 

先日おばあさんが自分が信心している神社のお守りをくれました「あんたにあげようと

おもってずっと財布の中にいれてましてん」と言って私にくれました

しばらくあわないので心配してましてん」と言ってくれましたが「それはこっちのセリ

フやで」と言ったらおばあさんは笑っていました しばらく合わないと71歳の私の心

配をしてくれています 特別のいいことをしたわけでもないのにありがたいことです

いまだに名前も知らないどこに住んでいるかも知らないが84歳で何年か前におじいさ

んに先立たれて子供もなく一人ぐらぐらしとのことであった 今度出会ったらどこに住

んでいるかぐらい聞いておこうと思っています 

私も三人の娘もみなそれぞれ結婚して子育てに追われている 妻と二人だけの生活で妻

の介護で大変ですが妻がいて娘がいて孫がいて幸せだと思います 孫とラインで話すの

が楽しみなきょうこのごろである